中間管理録トネガワの1巻を読んだ感想です。
この作品は一時期ネットで話題になっていた作品で、晴れてkindleになったので買ってみました。
以下、若干のネタバレを含みます。

この漫画はカイジシリーズに出てくる利根川に焦点を当てた作品で、ジャンルとしてはシュールギャグだと思います。
帝愛グループの兵頭会長に血湧き肉躍る債務者の生命の取り合いを企画しろと言われた利根川は部下の黒服達と会議でその計画を練ります。
部下と会長の間に挟まれ、苦心する利根川がコミカルに描かれています。

面白かったのが利根川が部下と親睦を深めるためにキャンプに行く話です。
バーベキューの鉄板を準備しようとしたのですが、元々あった鉄板が錆びて使えず、代わりのものを探すのですが、利根川が見つけてきたのがこちらです。
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カイジネタが分かる人は面白いと思うのですが、分からない人のために解説すると、この鉄板は「カイジ」という漫画に出てくる拷問器具で、カイジというキャラクターにギャンブル勝負で負けた利根川が会長へのお詫びに、熱せられたこの鉄板の上で土下座させられます。


この巻の付録で福本先生本人が寄稿されていますが、そこでもこの鉄板ネタが使われています。
こちらがそのシーンです。
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予想通り、面白い作品でした。
カイジであまり踏み込まれないシュールな部分を利用したギャグ漫画で、オススメですので是非読んでみてください。